東京特集 東京駅

2014年12月、開業100年を迎える東京駅。
重厚な赤レンガが印象的な丸の内駅舎は、2003年に国の重要文化財にも指定されています。

東京駅

1914年(大正3年)に創建された東京駅丸の内駅舎。建築家・辰野金吾により設計された建物は、気品漂いながらもその堂々たる姿で多くの人々に愛されていました。しかし、1945年(昭和20年)、戦災により南北ドームと屋根・内装を焼失してしまいます。創建時は3階建てだった駅舎は、戦後、応急処置として2階建て駅舎となり、半世紀以上もの間その姿のままでした。
創建当時の3階建ての姿に戻す工事が開始されたのは2007年4月のこと。特殊な難工事が連続するなか約5年半の歳月をかけ、2012年10月、東京駅丸の内駅舎は創建当時の優雅な姿を取り戻しましたのです。
そして、2014年10月…、東京駅丸の内駅舎は100周年を迎えます。

東京駅の歴史

東京駅の歴史

1872年(明治5年)、新橋~横浜間で日本初の鉄道が開業。その後、1889年(明治22年)には東海道線(新橋~神戸間)が、1891年(明治24年)には東北線(上野~青森間)が開通し、次々と東京の鉄道網が整備されていくなか、中央停車場という役割を担う駅を置くことが計画され1914年(大正3年)に開業しました。それが現在の東京駅です。
完成した東京駅は、皇居の真正面、行幸道路により直結され、駅舎の中央に皇室口が設けられたことなど、「国家の中心駅」「天皇の駅」としての色が濃く打ち出されたもので、当時の東京市街の繁華街であった日本橋に近い八重洲側には出入口が設けられていなかったことなどにも表れています。八重洲口が設けられたのは、開業から15年後の1929年(昭和4年)のことです。
1923年(大正12年)の関東大震災ではびくともしなかった赤レンガの駅舎も、1945年(昭和20年)の大空襲では戦火に包まれ、無残な姿になってしまいました。戦後に応急処置が施こされましたが、開業当時の姿を取り戻すまでの工事はおこなわれず、〝仮の姿〟のまま半世紀以上が経過しました。
時代も変わった2012年に丸の内駅舎は開業当時の姿を取り戻し、そして2014年、100周年を迎えたのです。

広い東京駅

広い東京駅

東京駅の丸の内駅舎は、シンメトリーで重厚な赤レンガ造りの3階建てで、建物の長さは335m、最頂部は35m。商業施設などとの複合駅が多い近年では特筆するほどの大きさではありませんが、100年前としてはかなり大きな駅舎だったでしょう。
現在の東京駅はプラットホーム(のりば)の数は日本一多い駅で、新幹線が地上5面10線、在来線が9面18線(地上5面10線・地下4面8線)、地下鉄が地下1面2線を有しています。新幹線から在来線地下ホームへの乗り換えは同じ駅内とは思えないほど相当な距離を移動するので、初めて利用する人の多くは、案内板があっても移動中に結構不安になってくるらしい…。東京駅の延床面積は約18万平方mといわれており、この数値は東京ドーム3.6個分に匹敵する広さ。「えっ、そんなに広いの?」と思った人は、普段、駅の一部しか利用されていないのでは? 今度東京駅に行ったときにちょっと探検してみると、その広さを実感できますよ♪

南北ドーム

南北ドーム

東京駅のシンボルにもなっている南北のドーム。先の復原工事でもこのドーム部分は大きな注目を集めました。
丸の内南口(改札)、丸の内北口(改札)の各コンコースがドーム状になっています。なかから天井をを見上げると、まず黄卵色を中心にした明るい色彩が印象的です。8角形の天井の四隅には復刻された干支のレリーフを見ることができます。実はこの干支のレリーフ、単なる飾りではなく方角を示しているのです。ちなみに飾られている干支は、丑(北東)、寅(北東)、辰(南東)、巳(南東)、未(南西)、申(南西)、戌(北西)、亥(北西)。省かれているものは東西南北を示す、卯、酉、午、子です。

50年を迎える東海道新幹線

新幹線

東京駅と縁深いのりものが2014年に記念の年、50周年を迎えます。1964年(昭和39年)10月開業の「新幹線(東海道新幹線)」です。1度目の東京オリンピック開催の年、まさに高度成長期真っ只中という時代に登場した新幹線は、当時の最先端技術が結集された〝夢の超特急〟で日本の鉄道技術を世界に広くアピールしました。
そんな新幹線の「記念碑」が東京駅にあるのをご存じですか?
「記念碑」とはいえ石碑などではなくプレートが壁面に埋め込まれているもので、色合いも落ち着いたものなので、言われないと気付かないほどです。
記念碑があるのは、東京駅の新幹線18番・19番ホームにあがるホーム中ほどの階段口です。新幹線開業の3年後、1967年(昭和42年)に設置された新幹線記念碑には「東海道新幹線 この鉄道は日本国民の叡智と努力によって完成された」と記されています。

すべての鉄道には、路線の起点からの距離を示す距離標(キロポスト)というのが存在します。起点となる駅にも距離標(キロポスト)は存在しますが、その路線の始まりとなる起点駅のものは、起点からの距離が0であることから「0キロポスト」と呼ばれます。
東海道新幹線の起点となる東京駅には、東海道新幹線の始まりを示す「0キロポスト」が当然存在します。
東京駅の新幹線16番・17番ホーム上と18番・19番ホーム上の2ヶ所に星形のレリーフが埋め込まれています。「新幹線起点」の文字が刻まれ、ここがまさに東海道新幹線の始まりであることを示しています。タイルの模様にも見えるので、これも記念碑と同じように言われないと気付かないかもしれません。東京駅から新幹線に乗る機会があれば、ぜひ8号車付近の足元を探してみてくださいね♪
ちなみに、東北新幹線の0キロポストも東京駅にあります。東海道新幹線とはデザインが異なり、こちらはきれいな六角形に「0Km POINT」の文字が刻まれています。

新幹線2

まったく趣が異なる八重洲口

八重洲口

東京駅開業から遅れること15年。1929年(昭和4年)に開設された八重洲側出入口。
新幹線側の改札というイメージも強い八重洲口は丸の内側とはまったく異なり、大丸百貨店も併設された近代的な印象が感じられます。八重口には「東京駅一番街」というレストランやショップが連なるモールも形成されており、おみやげなどの買物にも便利です。
八重洲口は現在(2014年7月現在)でも工事をしている箇所があり、日々進化を続けています。

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たびすきstyle vol.004 軽井沢特集
たびすきstyle vol.003 日光・鬼怒川・那須特集
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